粉河街道(大木嶺道)

2012年4月1日

貝塚駅近くの紀州街道脇浜~上淡路街道・JR粉河駅まで

高野口駅JR5時35分で和歌山駅~和歌山市駅・南海に乗り換え貝塚駅へ
紀泉両国を結ぶ重要な間道であった。特に近世において西国三十三ヶ所の3番粉河寺の巡礼道として盛んに利用された。
      紀州街道の分岐点  7時50分 スタート
      上淡路街道着    16時50分  粉河駅
            47.848歩  28.70km

貝塚市脇浜~熊取町大久保~朝代東~大池~土丸~泉佐野市樫井川に沿う~犬鳴山温泉~二瀬川に沿う~志野峠~松峠~桜池~京奈和自動車道を潜り~長田で上淡路街道に合流~JR粉河駅の東で大和街道に合流

南海本線貝塚駅

貝塚駅より西に進み204号線を越え紀州街道に出る、少し南西に進むと交差点の 粉河街道起点
起点紀州街道の東西の街並み

少し西に歩いたところで2差路に分岐する、右が紀州街道、左が粉河街道

左の粉河街道の道筋右の角に 
道標  「左 粉河街道犬鳴不動粉川道」「右 国道廿九号路線佐野加太和歌山道」

この辺りに古墳・上塚神社跡と石祠

今も頂部に石祠・燈籠・壊れた鳥居が残る、これは脇浜の旧家である直家の氏神を祀る、上塚神神社跡

204号線を斜めに横断

南海本線の高架を潜る

高架下にある地蔵を兼ねた 道標  「右 犬鳴山新四国  左 橋本水間」

高架下を越え少し南へ

信号交差点に出るので新道は右へ、左の旧道を進む

道が左右に分岐するところ正面に祠に納められた 地蔵道標

右に 

左の 

近木川の永寿橋 橋の手前右に新しい住宅に変わっているの当地も旧家である要家がある。また天正13年秀吉の根来征討の時に合戦の中心となった畠中城跡もこの屋敷地を中心にあったものと思われる。

橋を越えて振り返り左の要家や畠中城跡を見る

その少し先で道が分かれる所正面に祠がある。右の細い道が旧道か左の道が旧道か分からないが。右の細い道を進むと64号線の窪田交差点にる、左の道が旧道と判断して進む。

右の細い道を進むと府道64号線の窪田の信号交差点近くに出る左の道の先にある 地蔵道標の祠

更にその先で左に折れる左角の 道標地蔵の祠 「右大木 左七山」 この付近巡礼道か分からないが、祠が多い

府道64号線と交差して越える 

第2阪和国道26号線を越える

ここから少し道が間違ったようで文書で進みます重複しながら少し西へ行くと、南北の道路にでるので、左に折れ少しでまた右に折れ右に進み貝出川の貝田橋を渡る。橋を渡ったすぐ先で、熊野街道は右へ、粉河街道は左に進みコンビニの前で30号線に出て右に進む。

浄土真宗 善正寺

浄土宗 長泉寺

広い道にでたところの 地蔵さん

この橋は貝田橋の少し東側の王子新橋

合流した後、貝田の信号交差点で左に池、右に万代の間の道を進む

暫く真っ直ぐの241号線に沿い歩くとJR阪和線の上を渡る

阪和線を越えたところ左に 地蔵道標

熊取町に入ったところの信号で右の旧道に入ります

241号線に出てすぐまた右の旧道に入るすぐまた新道に合流します

170号線の熊取西交差点を横断

すぐまた大久保中1丁目で右の旧道に入る住吉川の手前で新道に合流

住吉川の上出橋を渡り大久保の集落に入る

川沿い右に お堂があります

すぐ左に降井家の旧邸跡、有力土豪でその書院は国の重文に指定されている

雨山川を渡る巽橋手前右に 地蔵

橋を渡った右川沿いにも 地蔵

すぐ右の丘陵上に大久保の共同墓地があり、中世の板碑や降井家の墓所がある

綺麗に整然と並んだ土豪降井家の墓所

暫く62号線を進みます

国重文の降井家の書院重厚な建物が残る

左からの新道が合流

新道に沿って旧道が残る62号線の西側に所々地道の旧道が残っているようだが、今はほとんど使用されない畦道、町立第5保育園から中ノ池までの300mほどの間が2~3m地道として旧道が残っているが、農作業以外殆ど利用されていない
所々に蛇行しながら地道の旧道が残る

右側に京都大学原子炉実験所左にローソン

左の旧道に入ります

原子炉実験所をすぎても5~600mほどの間は幅2.5mほどの狭い道が続き、沿道は民家が並ぶ

朝代西三丁目の街道

忠魂碑が建つ

朝代西4丁目で左からの新道に合流

朝代西3丁目のところで道が分かれるその正面角に、1852年岸和田藩主岡部南山により建立された雨山城碑が建つ。雨山城は土丸城と共に山城で紀州と泉州を結ぶ粉河街道の要域として南北朝時代を中心に争奪戦を繰り広げられた地
旧道は右へ

左の山が 雨山城跡で現在は大阪体育大浪商高・大阪体育大が建つ

分岐点から泉佐野市土丸までは山越えの道で、新道と重複してあるくので車も多く、また周辺には溜池もおおい
大池を右に丘陵を進む

やがて上りが過ぎて土丸への下り坂の途中左に 地蔵道標

土丸の交差点に出たところ新道を横断して右の坂を下る

下って行くと、右に大乗妙典一字一石塔を兼ねた 
道標 「すぐ粉河 左山みち」「すぐ貝塚 左こんぴらみち」

土丸の集落が先に見えてきます

左に 極楽寺

坂を下り土丸の集落の中心辺りで、右からの道と合流するT字路に出るので左に進む。
T字路右からの道は大木嶺道・粉河街道支線が合流してきますこの先粉河街道が引き継ぎます

T字路の右手前角に、自然石の道標回国碑として建てられています

左に折れてから、少し左に入っていったところにある 春日神社境内に見事な大木と道標

土丸城址の山

左に 地蔵

樫井川の前川橋を渡ります

阪和自動車道を越えた所で新前川橋交差点

新前川橋を越えると道は紀泉国境へ向けて登坂になる。一つ目の信号右に
白住神社 弘法大師の伝承が残る

神社を出て道を挟んだ向かい側の道を入っていくと 旧向井家住宅江戸時代の農家住宅で上之郷机場から移築した
泉南地方の農家の特色をよく示す民家

隣にある神社水呑地蔵

境界橋を渡りすぐ先右に 
道標 「右は稲倉池是より十丁」「此池は稲倉山に発す。蓋し池は稲を作る倉也因るて之を堰止めて稲倉池と称す」
稲倉池道標の後ろの 道標地蔵 「右ハ馬道 左大木道」

右に入る道の角に 林道火打越えの道標と地蔵 

やがて左の池を見ながら左にカーブしてきたところを振り返る

カーブする右角に 地蔵

道は大木の集落の手前で分岐するがその正面角に 
がある、祠内には 地蔵道標が収められている「右 ふどうこかわ道」「左 ざいしょ道」 
左の道に入ります

左の道の大木集落を進んでいきます

右に大木小学校を見てその先、犬鳴川の大和橋を渡る

橋を渡ったすぐ左、民家の塀に道標地蔵

道標地蔵の前の道を右に入っていくと毘沙門天の道標

高台にある 火走神社

集落内の旧道

泉佐野大木郵便局の先左の石造り仏が並ぶ

集落内の蛇行道左(北側)からの道が合流する、これは水間から秬谷を通る 秬谷道と呼ばれる古道

上大木町会館の 地蔵や祠がが並ぶ

集落を抜けると地道となり、街道はだんだん荒れて畦道に変わってくる

樫井川に架かるつり橋を渡る

やがて右からの新道に合流

暫く車道を緩やかに上っていくと、犬鳴山不動尊の看板が

左の樫井川に架かる橋を左に犬鳴川に沿って1.4㎞ほど上っていけば、犬鳴山七宝滝寺がある。古くから葛城修験の行場であった。本堂の倶利伽羅不動尊があり、本尊の不動明王を収めている。参道沿いには沢山の石造物が残っており、燈籠形と角柱形の町石も残っている。また犬鳴山の渓谷は府の名勝のも指定されている。この入口付近には温泉宿や土産物店が集まる。今回時間の都合で寄り道が出来なかった

犬鳴山温泉、旅館が数軒並んでいます

そのすぐ先左の石碑

道は不動口から二瀬川沿いに2㎞ほどで府県境となる。暫く道は車が多く歩道もなくすこぶる危険な道路で注意が必要

右手に入る坂道、林道生草線の石碑車道を進みます

緩やかな坂道を進む

和歌山県に入り砕石場を過ぎ和歌山県側の初めての茶口集落

少しだが右への旧道

二瀬川の神通橋を渡ると、右に神通温泉がある

温泉の先で新道と旧道が何度も交差したりして二瀬川沿いに上る

もう誰も通ることはないのだろうかなり荒れているが十分歩ける

道が急カーブする右角の 菩薩堂

右に旧道跡、下って行きます

物置の右側の荒れた旧道、左側に新道と二瀬川に沿って進む

旧道跡

新道に出てまた右に下りる旧道でもこの辺りは荒れていて歩けない、冬場ならいいかも

川向に旧道が見える、もう何年かしたら消失するだろう

坂を進んでいくと池田トンネルに出る、トンネル手前右へのみちは美化センターから山越えで新道へ合流する道

街道はトンネル手前100mほど手前に、何も案内がなく分かり辛いが、小さな橋が架けられた左の山に入る道が街道で、志野峠越えの道うっかり通し越してしまった入り口を見る限り果たして峠越えが出来るか不安であったが

思った以上に快適な林の中の道

道が突当り分かれる、左への道をとる左は志野峠右は松峠最終的には同じところに出る

左の道 

右の道

特に標示はないが志野峠に着いたかなり切通しになっています。300m程先松峠だわからなかった

峠を越すと視界が広がる

道が分かれて迷うが、左へ進む

左側が開けてきます

やがて正面に龍門山が見えます

新四国道標

左眼下に桜池が見えてきました

池の西側に沿って進みます、池を左に回り込むところボート乗り場、さくら池橋と竣工石碑

池の北側と峠方向

桜池より紀の川市を見る

桜池の南側の堤の下にある 志野神社

桜池記念碑等

真っ直ぐ南に下ると京奈和自動車道が工事中

更に下り北長田で左の道に入る

少し先で右に折れて新道に出る

松井川に架かる橋を渡る

信号の交差点を渡る

やがて上淡路街道と合流する辻で。粉河街道完歩しますが粉河駅の東の踏切近くまでまで上淡路街道(詳細は参照)と重複しながら進む

交差点を東へ進むと曲がり道を下る途中左に燈籠と石造物

松井川に架かる橋を渡ります

東に集落を進むと左にお寺そして子安地尊

大きな建物の細い路地を抜けていくと粉河駅から粉河寺への真っ直ぐな参道町並の道に出る左り正面に粉河寺が見える

左り正面に 粉河寺が見えるこの辻で往時の人々は粉河寺にお参りした

右に少し駅の方向に歩き、左の赤いテントのお店の手前の狭い道を左に折れる

この辻で上淡路街道はこの先大和街道に合流します。粉河街道はここで別れ右に進んだ粉河駅へ

                   粉河街道 完歩

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