2005年9月19日
自宅5時50分車にて奈良駅へ、奈良駅近くの駐車場に車を預け、8時00分JR奈良駅前を出発。近鉄奈良駅近くの喫茶店に入りモーニングを食べ8時30分出発。
奈良町から柳生の里まで約21kmである
柳生街道は奈良と柳生を結ぶ、車道が出来るまでは唯一の交通路で昭和30年ごろまでは人々の生活道路として盛んに利用されていた。
江戸時代は柳生石舟斎、宮本武蔵、柳生十兵衛、荒木又右衛門、沢庵和尚など歴史に名をきざんだ剣豪や柳生家にまつわる人たちがさまざまな思惑をひめて往還した道である。
今なお、眼光鋭い武芸者がふっと現われそうな雰囲気をもった街道である。今もいにしえの頃の情景を多く残っています。昼でも薄暗く春日山の原生林の中を進む滝坂の道は、往時を思い浮かべながら古道の歩きが楽しめる。
JR奈良駅から三条通り
高畑町を進む
新薬師寺を目指して歩く、新薬師寺周辺 一つ北側のみちを東へ
やがて左に柳生街道入り口があります。
飛鳥中学校の前で分岐、左手の上り坂を、若草山と高円山の間の小川に沿って進む。
400mほど進むと右に白毫寺があります。
右手に高円山を見ながら石畳の街道を春日山の原生林を上っていく滝坂の道。
昔の姿のまま残っている。
街道沿いの崖の石に彫られた夕日観音分かりにくいが、大石に寝仏が彫られている(室町前期)。
倒木が街道に架かっている場所が数箇所ある、石畳の道が続いている。
左に三体地蔵があったが見逃した。少し進むと左に朝日観音があります。
倒木
街道沿いの大木、道は分岐しているが先で合流します。
首切地蔵確かに首が切れている、このような光景の中1人ではさすがに心細く寒気がする、合唱して早々に進む。
高円山ドライブウエイに出る、写真正面の道を入る石畳の道はこれで終り。
石切峠
切り通しとなった街道を進むと峠の所に茶屋があった。素通りせずに休憩しることわらび餅を注文、この茶屋は昔から続くそうでいろいろな旅人を見てきたことだろう。
峠茶屋
街道歩きしていて思いがけないところに、このような休憩茶屋があれば嬉しい限り。
茶屋をすぎて暫く行くと小さな集落がある。
大慈仙町の茶畑をいく長閑な山里の道。
街道は右の細い道を入る。
暫くこのような道が続きます。
やがて 忍辱山円成寺 756年聖武・孝謙天皇の勅願により唐僧虚瀧和尚の開祖といわれている。
江戸期には寺中二十三寺があった、明治以降寺領が縮小。
紅葉が綺麗だろう
僧形文殊 鎌倉時代 県指定文化財宇賀神本殿 鎌倉時代 重要文化財拝殿 江戸時代 市指定文化財本堂 阿弥陀堂 室町時代 重要文化財 大日如来坐像 平安時代 国宝本尊 阿弥陀如来像 平安時代 重要文化財 南無仏太子 鎌倉時代 国指定文化財四天王 鎌倉時代 重要文化財 春日堂・白山堂 鎌倉時代 国宝。
円成寺より少し下ったところで右のわき道を下る。
寂しい山道を進む。
田畑で正面が少し広がる。
分岐を左に折れてすぐ左に、標示杭を見落とすと道に迷う杭の左のあぜ道を入る、
雑木林、田園、竹やぶ、あぜ道といった道を道しるべに沿って歩く。
道らしきところに出た。
少し整備不十分雑草が道を塞いでいる。草を搔き分け進む
夜支布山口神社
山口神社の階段をおり正面に歩いて20mほどいくと、次の写真の案内標示があり左におれあぜ道を歩く。
殆ど道が無いに等しい。
大柳生の集落、家の軒先を歩くでも街道に石仏があるから間違いない。
南明寺
おふじの井戸
おふじ井戸を右にみて山の方向に進む。突き当りを左へ
街道は柳生の里へ抜ける鬱蒼とした峠に入る。思った以上に厳しいようだ。
柳生の里に抜けるかえりばさ峠かなりきつい峠道。
疱瘡地蔵
疱瘡除けに作られた高さ3mの石仏で、1319年の銘がある。
柳生の里へ出たところ。
出たところを左へ曲がり陣屋跡へ向かう道。
柳生陣屋跡
八坂神社
芳徳禅寺柳生家の菩提寺
柳生一族の墓所入り口。
柳生一族の墓 石舟斎、宗矩、十兵衛、宗冬の柳生四代を中心に一族の墓が並んでいる。
家老屋敷
小山田主鈴の屋敷、豪壮な石垣、長屋門が残る。
玄関
町並み
柳生街道完歩
柳生街道の補補足
2014年(平成26年)5月25日 1回目
今回は何時もの一人歩きでなく、友達と5人で柳生街道を再度歩く。近鉄奈良駅をスタート。今まで一人ばかりで、今回の様にワイワイガヤガヤ気ままにのんびりと歩くのも楽しい一日であった。春日大社の傍を通り、小川に沿って山に入るのは同じである、石切峠の茶店で一服して、忍辱山円成寺で、スタート時コンビニで買った食事をする、みなさんそれぞれおやつを持参して頂きたべるがそれがまた楽しいひと時である。そして大柳生に入り南明寺を抜けたところで、皆さん普段あまり歩いていないので、この先の峠越えは厳しいので、近くのバス停より近鉄奈良駅行きのバスで1回目は終了する。駅前のお店で今日の反省会をして散会とした。
2014年 7月 6日 2回目
今回は4人で前回の阪原中村バス停まで近鉄駅からバスで移動。
スタート時から結構厳しい阪原峠越えで柳生に入り、柳生の史跡を散策する。
以前一人で歩いた時に寄っていなかった、天乃石立神社・一刀石、柳生の怪石、信じられないような不思議な岩が4つ山中に鎮座している。
一通り史跡巡りをした後、私も初めてで生きたかった柳生から笠置への道を歩く。距離は短いが、途中から笠置山に登ったので結構厳しい街道歩きの一日となった。
阪原中村バス停~おふじ井戸~阪原峠~ほうそう地蔵~中村六地蔵~天乃石立神社・一刀石~陣屋跡~芳徳寺・柳生一族の墓~家老屋敷~柳生バス停・・・・・打滝川に沿い~柳生下町で右の山道へ~笠置山山頂・笠置寺・笠置山修行場めぐり~JR笠置駅へ。
柳生からの上り道はそれ程きつくなくいつの間にか山頂という感じであったが下りは結構急峻な道であった。途中公園のような広場があり紅葉が凄く綺麗なようで、皆と紅葉時に来ようと話したが結局行けなかった。下り少し雨が落ちてきて足元に注意を要した。
JRで奈良駅~近鉄奈良駅へ歩き、前回と同様駅前の店でお茶を飲みながら反省会。
グループ歩きなので写真は撮っていない。
奈良駅~柳生~笠置山 街道完全完歩
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